こんにちは。
足立PCサポートデスクの折居です。
スマートフォン(以下、スマホ)のSIMを「LINEモバイル」から、ガジェット好き界隈で話題になっている「Chat WiFi」に変えました。
それに伴い月々のスマホ通信料金が以下の様になりました。
ラインモバイル :1500円(5GB)/月
Chat WiFi :2980円(100GB)/月

いやいやサポート屋さん、値段上がってるじゃない。これの何処にメリットがあるっていうの?

結論から言いますと、総合的なコストパフォーマンス(通信量あたりの単価)が圧倒的にChat WiFiの方が高かったからです。
例えば、月100GB利用で通信制限を気にせず、おまけに格安SIM特有の通信品質の劣化(通信の遅さ)が無く、おまけに契約期間の縛りが無いとしたらどうでしょうか?
Chat WiFiは、それらを兼ね備えています。
たとえ月あたりの金額が倍になったとしても、こちらの方に分があると踏みました。
外出先でも通信品質の劣化や容量制限を気にせず、スマホを使い続けられる。それは、外出先や通勤中でもYoutubeやNETFLIXを視聴する事が出来るという事になります。
家や会社のWi-Fiに接続しないと出来なかった事が、外出先や移動中の空き時間にも出来るという事は、制約や足枷を無くして時間の有効活用が出来るという事になります。
上記のライフスタイルや時間を買ったと考えれば、金額が倍になったとしても安い投資です。
令和の時代を迎え、より一層情報に関する格差は拡がっています。
お金や時間は賢く使い、自分や周囲を豊かにする事に投資していきたいですね。
■Chat WiFiのカラクリ
Chat WiFiは所謂MVNOと呼ばれる仮想移動体通信事業者になります。
通常MVNOは、MNOと呼ばれる「移動体通信事業者」(ドコモ・ソフトバンク・au)から回線を借りて、サービスを展開しています。
MNOの様に店舗や施設を持たない分、人件費や家賃が発生しないので、彼等より安い金額で通信サービスを顧客に提供する事が出来るというのが売りになっています。
ただ、そこにはデメリットもあり、回線を間借りしているので、どうしてもMNOの通信の方が優先的に通信品質が良いものが提供される様になります。
なので、どうしても「MVNOは安かろう悪かろう」と言われてしまいがちです。
Chat WiFiはMVNOでありながら、MNOの一角であるソフトバンクの4G LTE通信が提供されます。
つまり、品質の劣化が起きません。
以下通信が集中する時間の比較になります。
通信の混雑時間帯、LINEモバイルでは5Mbps以上速度が出なかったのに対し、Chat WiFiは余裕で30Mbpsを越えています。
これはヤバいと数値と肌で実感しました。(今までよくこの品質で耐えていたなぁ…)
■Chat WiFiのデメリット
※Chat WiFiのSIMでは通話及びSMSが利用出来ません。
なので、電話番号を利用する様な人は別端末を用意する必要があるのと、電話回線を有するSIMを契約する必要があります。
私は個人事業で固定電話を携帯電話に転送している様な運用をしているので、別途電話回線を有する端末を持っており、iPhoneは完全にデータ通信端末として利用しています。
なので、Chat WiFiを選択する事が出来ました。
LINE電話やFacebookメッセンジャー等、電話番号を使わずとも通話が出来る手段はありますが、それでも電話番号を使うケースもある訳で、このデメリットは結構大きく、Chat WiFiを選択出来るユーザには限られているのではないでしょうか?
■設定方法について
契約して送られてきたのが、SIMと簡素な設定マニュアルとステッカーのみでした(笑)
サイトにも詳しい設定方法が掲載されていないので、私でも少し苦労しました。
特に苦労したのが、iPhoneのプロファイル設定です。
iPhoneだとプロファイルとSIMの内容が紐付いているので、契約している通信会社専用のプロファイルをインストールしないといけないのですが、先ずこのプロファイルを何処からインストールするのかが不明で散々迷いました。
ネットで検索すると「ここからダウンロード」なんて情報も見つけたのですが、何処も怪しくて手付けられませんでした。
最終的にChat WiFiのページとずっと睨めっこしていて、ようやくその存在を見つけました。
これでは、何処にあるかなんて、相当勘が鋭い人でなければ探す事が出来ません。
恐らく、販売とサポート体制が整う前に見切り発車でサービスをスタートさせたのでしょう。
サイトの見た目は綺麗でも、肝心のユーザー目線の中身がスカスカでした。
私でも苦労するという事は、一般の方であれば、相当苦労する筈です。
故にChat WiFiは、かなりの玄人向けのサービスであると言えます。
■使用感
結論から言うと、朝の通勤ラッシュの時間帯での電車内Youtube視聴だけは出来ませんでした。
そもそも地下鉄なので、電波自体も強い方ではないし、モバイル通信の仕組みとして、人が密集して限りない電波を奪い合う形になるので、そこはやはり無理がありました。
でもそれ以外のシチュエーションに関しては、問題無く使えています。
→電車内でYoutubeやNETFLIXのストリーミング再生出来ました。これらの通信の仕組みとして、動画を再生しながらダウンロードをするので、たとえ電波の無い地下空間だろうと、駅等、ポイントポイントでは電波がある空間があります。そこでまとめてダウンロードする動きをするので、連続再生している限り動画が途中で途切れる事はありません。(後日談)
しかしながら、途中で再生ポイントを変えたり動画コンテンツそのものを変えると、また新しいダウンロードが始まるので、質が劣化したり、フリーズする現象は発生しました。
MNOの通信回線を使用しているだけあって、通信の品質が高いので、基本爆速です。
Webブラウジングや各種アプリ通知の通信遅延も減りました。
外出中にYoutubeやNETFLIXを楽しめるのが最大のメリットですね。
■Chat WiFiを利用するユーザー層
Chat WiFiを利用出来るユーザ層は要約すると以下の通りとなります。
①安価に高速大容量通信がを実現したい方
②電話番号を持たなくても良い、若しくは代替の手段がある方
③ある程度知識を持っていないと初期設定が出来ない
この内③の初期設定や契約面でのサポートであれば、弊所の方でもお手伝いが出来ると思います。
①と②に当てはまる方が居るのであれば、この機会に乗り換えを検討しても良いと思います。
私の調べだとChat WiFiは現存する通信サービスの中で最もコストパフォーマンスの高い製品となります。



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足立PCサポートデスク
折居 祐介