こんにちは。
足立PCサポートデスクの折居です。
本日は、無線LANアクセスポイント(以下”無線AP”)の入れ替えをしに、青井まで行ってきました。
現調(現場の状況調査)をさせて頂いた所、鉄筋コンクリート2階建ての立派なお宅なのに、ワンルーム向けの小さな無線APで家庭の全てのIT機器の通信を賄っているという驚愕の事実が判明しました。
お客様にお話を伺うと、「無線APが悪いのは分かっていたけど、どのモデルを選んで良いのか分からない。電気店に行っても色んなモデルが存在し、良し悪しの判断が付かない。」とのこと。
仰る通りの問題だと思います。
無線APには、お宅の構造や利用ユーザー数、元の回線の速度や大きさによって、各々松・竹・梅の様なクラスがあり、家電量販店の店員さんに相談しようものなら、無難に収めようとし、どうしても、ハイパワークラスを選びがちです。
僕はこれは、本当のプロの仕事ではないと思います。
高いモノを買えば、確かに性能面では安定しますが、例えばネットサーフィンや表計算ソフトぐらいしかパソコンを利用しないのに、500万円もするMac Proは買わないですよね。
例えが極端すぎましたが、多様性に富む昨今、その人・環境・ライフスタイルによって、最適な製品を選択出来るのが本当のプロに求められます。
「物事を解決するには、お金を出せばいい。お金を出せば問題が解決出来る。」
確かにそうかもしれません。
でもリソース(お金や資源)は限られているからこそ、賢くやりくりして、コストパフォーマンスが高く且つ自分に合う商品を選んでいきたいですよね!
僕みたいなガジェットマニアは、それが何よりの生き甲斐だったりします(笑)
ただ単にお客様にお金を出させるのは、プロの仕事ではないということです。
僕が見たいのは、自分の情熱の先にあるお客様の笑顔や感動です。
それは、無難に仕事を収めようとお金で解決させる様な世界からは絶対に生まれません。
前段が長くなりましたが、今回はお客様のお宅の構造と間取りに見合った商品を選定させて頂きました。
今回の作業はこの商品の「選定と決断」に一番時間を費やしました。
最近の無線APは、簡単に設定出来る様になっているので、設置後はファームウェア更新とセキュリティ廻りの設定を少し実施して終わりです。
強いていえば、無線APには2.4GHz帯と5GHz帯があったので、この違いをお客様に説明させて頂きました。
2.4GHz帯は、信号の力は強いけど、通信速度が弱い。
5GHz帯は、信号の力は弱いけど、通信速度が強い。
一般的な無線APには、この様に複数の帯域が用意されており、用途によって利用帯域を選べる事が出来る様になっております。
お客様のお宅は2Fがリビングになっていて、1Fが子供部屋になっていました。
リビングでは、5GHz帯を利用し、1Fの子供部屋では2.4GHz帯を利用して下さいとお伝えしました。
何故ここまで詳しく説明出来るかというと、商品選定の際にお客様の環境を想定した上で、問題を解決する為の、技術とその裏付けをじっくり調査していたからです。
家電量販店に行けば、確かに高性能機器は買えるかもしれませんが、設置や設定、商品の技術的な説明まで細かく対応してくれません。
ここが家電量販店と僕のやっている内容の差であり、僕の様な「町のIT屋」の強みでもあると思っております。
Wi-Fi速度も良好で、お宅のワンちゃんにも「いい仕事したな!」と喜んで頂けました(笑)
謝礼も多めに頂き、大変感謝です。
緊急な対応が入ってこない限り、今年はこれで仕事納めになると思います。
本年もお世話になりました。
年が変わっても、僕がやることは変わらず「テクノロジーの力で地域を豊かにする」を自身の行動軸とし、多くの方に笑顔や感動をお届け出来ればと思っております。
来年もよろしくお願い致します。
足立PCサポートデスク
折居 祐介